「社会学講座」アーカイブ
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講義一覧
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12月30日(月) 文献購読(小説) |
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さて、当社会学講座もいよいよ今年最後の講義となりました。 この2002年の講義は、1月2日のフードバトルクラブ・キングオブマスターズ直前プレビューから始まって、今日までで約300回を数えます。それらの講義レジュメを全て合わせると、恐らくは京極夏彦先生も真っ青の分厚い本が出来る位のボリュームになっているのではないでしょうか。 そんなアホも今年は今日で“やり納め”。「やり」の字をカタカナにすると、まるで風俗雑誌の年末特大号みたいでアレですが、今日は今日でアホさ全開の講義を全うして、この1年を締めくくりたいと思います。どうか皆さん、最後までよろしくお付き合い下さいませ。 ……で、今日の講義ですが、これはタイトルをご覧になればお分かりになりますように、いわゆる“ボツネタ”のリサイクルという事になります。 しかし、今回復活させる講義が一度ボツになった理由は他のものと一味違います。それは、 「あまりにも下品すぎてボツ」 ……これはこの秋に実施した「ショート・ショート発表会」(未読の方は11月前半の講義レジュメを参照して下さい)用のネタだったのですが、そういう理由で執筆を断念したわけです。 そんなわけで、今回お届けするショート・ショートは、題名からして季節感大ハズレという、色々な意味で挑戦的なお話です。その名も『アザラシなんていらねぇよ、秋』。気楽に肩の力を抜いて、楽しんで頂ければ…と思います。ただし、もし万が一ツボにハマっても、あまり大きな声で笑わないようにお願いします。ご家族や職場の同僚が「何、何?」とモニターに寄って来た時に大変恥ずかしい思いをする羽目になりますので。 「駒木博士のショート・ショート発表会」 某在京TV局の第5小会議室。5〜6人ほどで満員になるなる狭い部屋の中で、2人の男が机に差し向かいで宅配弁当の食事を摂っていた。局に泊り込んでやった仕事が一段落ついた後の、昨日の夕食を兼ねた朝食である。昨日の午後に作られたという弁当の白飯は、既に割り箸を頑として受け付けないくらいに固い。
「なんだこりゃ?」 ◆──────◇ 「──いやぁ、昨日の数字は凄かったっスねぇ。このまま行くと、今週中には30まで行っちゃうんじゃないスか?」
──この時、有頂天にあった彼らだが、しばらく後には一転してドン底に叩き落される事になる。その事を彼らはまだ知る由も無かった。 まず、タマちゃんと同じ川で新たに発見されたアザラシにはその後、全身が金色の毛に覆われているところから「キンちゃん」という名前が付けられた。 すると、その事実を知った真田の上司は、真田の番組で2頭の様子を深夜生中継する事を指示するところとなった。その中継に潜む危険性を悟っていた真田たちは何とかして企画にストップをかけようとしたが、タテ社会の壁の前に叶わなかった。 生中継は文字通りの修羅場となった。 「こちら、タマちゃんとキンちゃんの暮らす、横浜市は──」 「キンタマー!」 「よ、横浜市は鶴見川では──」 「キンタマー!」 「鶴見川では、2頭のアザラシを見物するために──」 「チンポコー!!」 「2ちゃんねる」掲示板内で企画された「生中継でアザラシに声援を送る緊急オフ」に全国中から集まった数千人の観衆たち。その中の一部が暴走し、生放送でカットのしようの無い場面で放送禁止用語を連呼してしまったのであった。 次の日から「今日のアザラシ」のコーナーは最初から存在しなかったかのように姿を消し、同じように真田たちの名前も番組のクレジットから姿を消した。その他多くの関係者も謹慎や減俸の処分が下り、そのテレビ局内では、間もなくして季節外れの大人事異動が行われた。真田はこの時に依願退職して社を去っていった。 それからしばらくして、報道局の近くにある男子便所の壁に、ボールペンで刻み込まれるようにして書かれた落書きが発見された。 そしてその後、このテレビ局の男性社員は、女性とコトに及ぶ際になってアザラシの姿を思い浮かべてしまうという奇妙な後遺症に襲われる事になったと言う。 (完) |
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12月29日(日) 特別演習 |
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※前回までのレジュメはこちらから→第1回(新連載作品中心)/第2回(読み切り作品中心) 「週刊少年ジャンプ」の2002年を振り返るという趣旨の講義の第3回、今回が最終回なのですが、正直言って「やらなきゃ良かった」とか思っています(苦笑)。ここまで手を焼く羽目になる題材とは思っても見ませんでした。こんな事だったら素直に、「M−1」の回顧を立川談志の「褒めてやる」の価値などを絡めつつやっておけば良かった…などと思っております(苦笑)。 それにしても、全く編集方針の異なる「マガジン」の凋落が、かつての「ジャンプ」の“暗黒期”突入の時と同じく、 しかし、この一連の「マガジン」の低迷は、「ジャンプ」にとっても対岸の火事ではないのです。 ……さて、他にも紹介すべき出来事もあるのですが、それは作品の総括を進めながら検討する事にしましょう。
ではまず、一覧表とは順序が前後しますが、今年連載が終了した作品から振り返っておきましょう。 まず、今年の長期連載作品終了第1号となったのは『ライジングインパクト』でした。 そして、そんな事情もあって、連載終了直後から周辺では様々な動きがなされました。 ……さて、今年の長期連載打ち切りとその衝撃で最大級のモノと言えば、やはり『世紀末リーダー伝 たけし!』の強制打ち切り終了と作者・島袋光年氏の逮捕という出来事をおいて他に無いでしょう。
島袋氏の犯した罪は、小学生をも対象に含めるマンガ雑誌の連載作家としては文字通り“ご法度”だった事もあって、編集部の動きは極めて迅速でした。逮捕から2日後には非常に厳しい決断を下されます。
連載終了と単行本の出荷停止(事実上絶版)という措置は、『世紀末リーダー伝 たけし!』という作品を存在もろとも抹消する事を意味します。恐らくは作者の島袋光年氏も「ジャンプ」では二度と作品を発表する事は出来ないでしょう。 さて、一連の事件について語り終わったところで、『──たけし!』の作品の内容についても振り返っておきましょう。 それにしても今回の件は、ほとんど誰も得をした人間がいないという意味において、非常に悲しい出来事でした。二度とこのような事が起きないようにしてもらいたいものです。
では本題に移りますが、この2002年の長期連載作品は、全体的──特に99年以前から連載が開始された“看板作品”において「勢いの上げ止まり」が見られた1年ではなかったかと思います。多くの作品において、1つのエピソードを描き終わるまでの期間が長くなっており、「冗長過ぎる」という表現を使わなくてはならない作品もチラホラと出て来たのでないかと思われます。 ただ、これは1つの作品の“鮮度”という観点から見れば無理も無い話です。いくら優れた描き手であっても、長年同じ話ばかり描いていればテンションが下がるのが当たり前なのです。これも駒木の私見ですが、週刊連載の少年マンガの場合、1つの作品が全ての意味でピークを保てる“寿命”は、大体2年から3年で限界だと考えています。その後は作家の力量と精神状態によって、高いレヴェルのままで長期間安定したり、徐々に作品の質に悪影響が出て、最後には破綻に至ったりすることになるわけです。 話を戻しましょう。 ……ここまで述べて来た事をまとめますと、現在の「ジャンプ」は既に、“ポスト暗黒期”から“過渡期”に移行しつつある…という事です。「ジャンプ」編集部には、雑誌がまだ高いレヴェルのクオリティを維持している間に打てる手を全部打って、大物新人の発掘・育成、または中堅・ベテラン作家の“もう一花”の“栽培”を成し遂げて欲しいものです。 お金を払ってまで苦々しい思いをするような第二の暗黒期が訪れないよう切に願いつつ、また、「週刊少年ジャンプ」の更なる発展を祈りつつ、この講義を占めさせて頂きます。拙い講義でしたが、御清聴どうも有難うございました。(この項終わり) |
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12月28日(土) 競馬学特論 |
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珠美:「いよいよ今年も、日付上はあと3日となりました。毎週土曜日にお送りして来ました競馬学講義も、今回が年内最後となります。というわけで今日は、今年のJRAG1レースを振り返る…と言いますか、私たちが皆さんに披露して来た予想の大反省会をお送りします(苦笑)。」
珠美:「このレースは、アグネスデジタルが中団差しで1番人気に応えて快勝。海外でのレースとダートグレード競走を含めると4つ目のG1勝利となりました。2着は公営の雄・トーシンブリザードが健闘したんですよね。
珠美:「重賞未勝利の昇り馬・ショウナンカンプが果敢な逃げを打って後続を完封。一躍、一流馬の仲間入りを果たしました。2着は当時復調著しかったアドマイヤコジーンが2番手のまま粘り込み。結局、“行った行った”の決着になりました。
珠美:「13番人気のアローキャリーが、鮮やかな先行抜け出しで大波乱の主役となりました。池添謙一騎手は嬉しいG1初勝利ですね。2着にも伏兵・ブルーリッジリバーが飛び込んで、馬連は3万円台の高額配当になりました。馬単と3連複があったらどんな配当だったんでしょうね(苦笑)。
珠美:「桜花賞に続き、このレースも波乱の結末となりました。勝ったのは15番人気のノーリーズンで、2着には8番人気のタイガーカフェ。馬連で5万円台ですから、馬単があればまず10万馬券は間違いないところですね。
珠美:「……と、ここまで波乱続きだった春のG1戦線が、とりあえずの一段落となりましたのが、この天皇賞でした。マンハッタンカフェが前年の菊花賞、有馬記念に続くG1レース3勝目。前走日経賞で汚した名誉を見事に挽回しました。以下の着順も、2着ジャングルポケット、3着ナリタトップロードと順当に収まり、馬連は5.4倍と堅めの配当となりました。
珠美:「このレースは4番人気のテレグノシスが勝ったんですが、この馬の走行について約20分にも及ぶ審議が行われるなど、スッキリしない決着になってしまいましたね。圧倒的1番人気を背負ったタニノギムレットも直線で致命的な不利を受けて3着。馬連の配当は48.3倍とやや波乱の結果になりました。
珠美:「3歳牝馬戦線はまたも波乱の決着。直線強襲を決めた4番人気・スマイルトゥモローと、中団から脚を伸ばした12番人気・チャペルコンサートの2頭が上位を占め、馬連はまたも135倍の万馬券決着となりました。
珠美:「今年のダービーは、ここまで惜敗続きだったタニノギムレットが1番人気に応えて完勝。武豊騎手は史上初となる日本ダービー3勝ジョッキーとなりました。2着には皐月賞後に台頭して来た後の有馬記念馬・シンボリクリスエスが入って、このレースは馬連8.7倍の平穏な決着でしたね。
珠美:「4年前の2歳マイル王者・アドマイヤコジーンが長いスランプを経て久々のG1レース2勝目を挙げました。2着には前年ジャングルポケットと好勝負を繰り広げたダンツフレームが飛び込んで、このレースは“リベンジ組”のワン・ツーとなりました。馬連配当は58倍。アドマイヤコジーンが7番人気だったんですね。
珠美:「安田記念で復活の足がかりを得たダンツフレームが接戦を制し、G1初制覇を達成しました。2着には逃げるローエングリンを4番人気・ツルマルボーイが直線強襲。馬連は10.6倍の配当となりました。 |
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12月27日(金) 特別演習 |
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※前回までのレジュメはこちらから→第1回(新連載作品中心) 「週刊少年ジャンプ」の2002年を振り返るこの講義、今回が2回目となります。 さて今回は、1回読み切りを中心とする短編作品の総括を行います。ただし、対象とする期間は2002年1号〜52号までの間とします。(新連載作品の対象期間と違うので中止して下さい) |