「社会学講座」アーカイブ(競馬学関連・10)

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講義一覧

3/27 競馬学特論 「駒木研究室競馬予想No.1決定戦〜04年春シリーズ・暫定第2戦・高松宮記念」
2/21 
競馬学特論 「駒木研究室競馬予想No.1決定戦〜04年春シリーズ・暫定第1戦・フェブラリーS」
2/15 競馬法学 「検証・競馬法改正案」
↑2004年分 /↓2003年分
12/27 
競馬学特論 「第1回・駒木研究室競馬予想No.1決定戦〜03年秋・最終戦・有馬記念」
12/13 
競馬学特論 「第1回・駒木研究室競馬予想No.1決定戦〜03年秋・第9戦・朝日杯フューチュリティS」
12/6 
競馬学特論 「第1回・駒木研究室競馬予想No.1決定戦〜03年秋・第8戦・阪神ジュべナイルフィリーズ」
11/29 
競馬学特論 「第1回・駒木研究室競馬予想No.1決定戦〜03年秋・第7戦・ジャパンカップ」
11/22 
競馬学特論 「第1回・駒木研究室競馬予想No.1決定戦〜03年秋・第6戦・マイルチャンピオンシップ」

 

2003年第118回講義
3月27日(土) 
競馬学特論
「駒木研究室競馬予想No.1決定戦〜04年春シリーズ・暫定第2戦・高松宮記念」

 諸事情により、講義の準備開始がドバイワールドカップの終了とほぼ同時刻になってしまいました。毎度毎度、開始時刻の遅い講義でご迷惑をおかけしております。アドマイヤドンの惨敗グセがここに来て出るとは残念至極であります。
 ……しかしまぁ、当たらない予想を極力遅く出すという意味では、迷惑を最小限に留めているという見方も出来ますか(笑)。まぁ、笑いのタネにでもなれば幸いです。

暫定第2戦・高松宮記念(中京・1200芝)
馬  名 騎 手

 下段には駒木ハヤトの短評が入ります。

        ホーマンアピール 大西
3歳前半は重賞戦線で活躍するも、復帰後2走は共に2ケタ着順で完敗。デキの良さでどこまで順位を上げられるかだろう。入着まで。
×       ギャラントアロー
前走で思わぬ大敗を喫したが、強引に逃げても粘り切る底力は依然としてファンの支持を集める。今回も先行激化が予想される展開をいかに乗り切るかがカギに。
サニングデール 福永

前年の2着馬が漸く完全復調。今回は展開もハマりそうで、一気に主役へと踊り出た。1200mのスペシャリストだけに、このレースがこの馬にとって春の総決算。モチベーションも高そうだ。

 

      シルキーラグーン 小林淳

昨秋から一気の本格化で遂にG1にまで辿り着いた。条件は厳しいが、道中でロス無く脚を貯められれば直線一気の大駆けまで。

    ×   アタゴタイショウ 藤田

ローカル専門の“善戦マン”が、前哨戦での大健闘の余勢を駆ってG1登場。ポイントはやはり先行ジリ脚をどう克服するか。

        サクラタイリン 二本柳
条件戦を一気に脱出し、久々のオープン復帰。NZトロフィーでギャラントアローに詰め寄った経歴はいかにも不気味だが……
  × シーイズトウショウ 中館

もうフロックとは言わせぬ前走の力走は印象鮮烈。斤量1キロ減で、CBC賞勝ちと同条件のコースとなれば期待も高まる。先行に固執せず、自在性のある脚質を活かせれば。

デュランダル 池添

昨秋の短距離チャンプがいよいよ始動。ぶっつけ本番は先にある目標(安田記念)を見据えた行動とも受け取れ、ここは試走の意味合いも強かろうが、実力最右翼だけに到底無視は出来ぬ。問題は直線一気に向かない小回りコースをどう克服するかだが……?

        ワンダフルデイズ 太宰

追い込み一辺倒ながら、時折素晴らしい伸びを見せて良績を挙げるクセ馬タイプ。デキも良いが、末脚の信頼度がハッキリしないのが弱味。

    ×   10 カフェボストニアン 岡部幸

G2、G3クラスなら上位を賑わすが、G1では頭打ちの感も。ジリ脚ゆえ先行粘り込みが身上だが、今回の展開では果たして……?

        11 モンパルナス 赤木

赤木騎手のG1初挑戦はこの馬から。しかし、デキも下降気味、厳しい展開予想とあっては到底強気に出れぬ。

      × 12 ウインクリューガー 武幸

高知競馬から中5日での連闘・強行軍。1400ダートを叩いてスピードへの対応を図るが、初めてづくしの条件の中でどこまでやれるか。実績は文句ナシなのだが……。

        13 フルブラスト 本田

果敢な格上挑戦の意気込みは認めるが、ダート向きの傾向あるだけに、この条件は余りにも厳しそう。

        14 フィールドスパート 野元

休み明け以来、5連続二ケタ着順で惨敗中。もはや上積みも求め辛く、終いからのケイバでどこまで順位を上げるかが興味の対象に。苦戦必至。

  15 テンシノキセキ 横山典

ビリーヴを苦も無く差し切った昨秋のセントウルSの記憶が未だに鮮やか。休み明けを叩いて体調もすごぶる良好で、このメンバーでも地力は有力候補の一角。ただ最近目立つようになったジリ脚の傾向は心配材料。

  ×   16 リキアイタイカン 竹之下
忘れちゃいけない昨年の3着馬。近走不振だが、「忘れた頃の一発」が絶えず気になる怖い怖い追い込み馬。人気薄だけにかえって怖さも。
×   17 サーガノヴェル 小牧太

強烈なスピード内包するも、極度の気性難が出世を阻んで来た。外枠利して揉まれない流れは思っても無いチャンス。ノーマークの利も加え、大穴劇のヒロインを狙う。

 

×     18 キーンランドスワン 四位

相手強化の壁に突き返された格好の前走。デキは全く悪くないが、ここではさすがに格負けしそう。左回りコースの実績に乏しいのも懸念材料で。


●展開予想
(担当:駒木ハヤト)

 純粋な逃げ馬はギャラントアローのみ。前走同様、強引にでもハナを切っていくだろう。単騎ゆえにマイペースの逃げが打てる可能性もあるが、前々でレースをしたい馬の位置取り争いに巻き込まれて厳しい展開になる可能性が高い。ちなみに逃げ脚質の連対は、このレースが今の条件に変わって以来、ショウナンカンプの1頭だけ。
 さて、そういった事情からペースそのものはかなりのハイペースになる可能性が大。特に位置取り争いが厳しい好位勢は、どの馬も息切れの懸念がつきまとう。むしろ先手を取り切れずに中位程度からのケイバを強いられた馬の方に勝機がありそうだ。
 ハイペースとなれば、やはり気になるのは後方からの直線一気だが、さすがに小回りの中京コース。差し、追い込みは直線入口で10番手くらいのポジションが欲しいところ。いかにもサニングデールが恵まれそうな話だが、最後方近い位置から仕掛けるデュランダルに果たして勝機は……?

●駒木ハヤトの「負け犬エレジー」●
《本命:サニングデール》
 

 フェブラリーSに引き続き、手堅いにもほどがあるフォーカスになって申し訳無い(苦笑)。
 単勝人気上位の馬は出来るだけ軽視しようと頑張ってみたのですが、諸々のファクターから考えるとサニングデールから行かざるを得ません。1200mオンリーのスペシャリストという事で、このレースが勝負駆けという気配もプンプン匂って来ますし、何よりも展開に恵まれ過ぎといったところ。
 シーイズトウショウは敢えて中位程度までポジションを下げざるを得なくなった場合を想定しての○印。桜花賞やCBC賞での好走例を見るまでもなく、好位粘り込みよりもむしろ、中団からの差し込みに魅力を感じさせる脚質ではあります。問題は乗り慣れない、しかも逃げたがりの鞍上がどういった作戦を採るかですが……。
 実力ナンバー1のデュランダルは、明らかに目標は安田記念と見て、ここは評価を落としました。テンシノキセキも地力は認めるものの、差して味のあるタイプではなく、脚質に融通が利かないという事で連下まで。×印2頭はイレギュラーな展開になった場合に台頭。

駒木ハヤトの購入馬券
種別 フォーカス 購入金額 オッズ
(28日未明時点)
単勝 100円 4.0
馬連 3-7 100円 9.3
  3-8 100円 7.4
  7-8 100円 11.9
  3-15 100円 13.8
  3-17 100円 131.8
  2-3 100円 13.6
馬単 3→7 100円 16.9
  3→8 100円 16.7
三連複 1-4-10 100円 11.9


●栗藤珠美の「レディース・パーセプション」●
《本命:デュランダル》

 有力馬が多くて目移りしてしまうこのレースですけれども、やはりここは、休み明けでも秋の短距離チャンピオンに敬意を表してデュランダルを本命にさせてもらいました。サニングデールも迷ったんですが、実績の差でこっちを選びました。博士と本命被るのも怖いですし(笑)。
 ちょっと穴狙いで面白いと思うのが8枠の3頭ですね。印が足りなくてサーガノヴェルだけ無印になってしまったのですが、こっそりプライベートで狙いたいところです(笑)。

栗藤珠美の購入馬券
種別 フォーカス 購入金額 オッズ
(28日未明時点)
単勝 100円 3.8
馬連 3-8 100円 11.7
  8-15 100円 17.5
  3-15 100円 13.8
  7-8 100円 11.9
  8-18 100円 53.7
  8-16 100円 412.9
馬単 8→3 100円 13.4
  8→15 100円 27.4
三連複 3-8-15 100円 18.7


●一色順子の「ド高め狙います!」●
《本命:サーガノヴェル》

 差し、追い込み有利ってことは誰でも分かるレースなんですけど、それだけに強い差し馬はどれも人気になってて、わたしとしては困ったところですね〜(苦笑)。デュランダルもサニングデールも、もうちょっと人気薄になると思ったんですけど甘かったです。
 ……というわけで、ちょっと今回は無茶を承知で大穴狙いに走ってみます。前々走でサニングデールに先着している、地力だけならどの馬にも負けないサーガノヴェルから。中央の騎手になってから少しスランプ気味の小牧太騎手ですけど、こういう時にガツンとカマしてくれるのが一流のジョッキーだと思いますしね。
 でも、サーガノヴェル、ちょっと人気しなさすぎじゃないですか? なんだかオッズ見てると怖くなります(笑)。

一色順子の購入馬券
種別 フォーカス 購入金額 オッズ
(28日未明時点)
単勝 17 100円 66.1
馬連 3-17 100円 131.8
  16-17 100円 1778.3
  3-16 100円 359.2
  8-17 100円 197.3
  5-17 100円 620.7
  10-17 100円 403.1
馬単 17→3 100円 420.8
  17→16 100円 4105.3
三連複 3-16-17 100円 3004.3

 
●リサ=バンベリーの「ビギナーズ・ミラクル!」●
《本命:デュランダル》

 駒木博士も珠美サンも順子サンも、みんな口を揃えて「難しい、難しい」って言ってるんですよね、今日のレース(苦笑)。そんなのワタシに分かるわけないんで、本当はやっちゃいけないと思いながら、馬の名前で決めちゃいました。デュランダルとサーガノヴェルなんて、いかにもファンタジーっぽくてカッコいいですよね。で、そのノヴェルのタイトルが日本語で「天使の奇跡」というコトで(笑)。
 あとの3頭はトライアルレースの上位の馬と昔のG1ホースです。今日もこれで当たっちゃったらゴメンナサイですね。

リサ=バンベリーの購入馬券
種別 フォーカス 購入金額 オッズ
(28日未明時点)
単勝 100円 3.8
馬連 8-17 100円 197.3
  8-15 100円 17.5
  15-17 100円 261.1
  3-8 100円 7.4
  7-8 100円 11.9
  8-12 100円 205.7
馬単 8→17 100円 256.9
  8→15 100円 27.4
三連複 8-15-17 100円 437.8

 図らずも、4人の印が変に偏った感じもしますが、そこは駒木研究室ということで、どうかご容赦を。でも、順子ちゃんの買い目はオッズを見るからに恐ろしいですね(笑)。さて、結果はどう出るか、お楽しみに……。

 


高松宮記念 成績

1着 サニングデール
2着 デュランダル
  ×     3着 18 キーンランドスワン
×       4着 ギャラントアロー
  × 5着 シーイズトウショウ

単勝3 430円/馬連3-8 740円/馬単3-8 1500円/三連複3-8-18 5490円

 ※駒木ハヤトの“勝利の雄叫び”(単勝・馬連・馬単的中)
 3連複はハナ、ハナ差で残念でしたが、久々にドンピシャの的中でした。今度は現実の馬券も馬単で当ててます(笑)。
 しかし、ここまで戦前の予想通りに展開が流れるG1っていうのも珍しいのではないかと。差し馬が2頭、素直に実力を発揮してくれるってケースは、実は結構珍しかったりするんですけどね。まぁ上手い事いってくれてホッとしました。これからも、ここまでが「春の珍事」とか言われないように頑張りますんで何卒。
   

 ※栗藤珠美の“喜びの声”(馬連のみ的中)
 今回も的中……なんですけれども、また馬単を当て損なってしまいました(苦笑)。
 もう駒木博士がどうとか言っている場合じゃありませんね。本格的なスランプにならない内に、まずは自分を顧みないといけないなと痛感しています。再来週からのクラシックシーズン、気を引き締めて頑張りますので、どうか応援宜しくお願いしますね。

 ※一色順子の“終了しました……”(不的中)
 サーガノヴェルは15着。馬が「走るのイヤ」って言ってるパターンにハマっちゃいましたね。まあ、1番人気と2番人気の決着だと、わたしの予想は出番が無いので仕方ナシです。
 でも、再来週は荒れることの多い桜花賞。去年の菊花賞みたいに、一発狙ってます。期待してて下さいね〜♪

 ※リサ=バンベリーの“ハッピー・ハッピー・グッドラック”(馬連のみ的中)
 また、当たってしまいました(笑)。当たる時はどんな予想しても当たっちゃうんですね(苦笑)。
 でも、今日のレースで一番カッコ良かったのは、やっぱり2着のデュランダルでした。あの直線のスパートは、ちょっと鳥肌が立ちました。また春のレースに出て来るそうなので、追いかけてみたいと思います。

暫定第2戦終了時点での成績

  前回までの獲得ポイント 今回獲得したポイント 今回までの獲得ポイント
(暫定順位)
駒木ハヤト 1410
(1位)
2670 4080
(1位)
栗藤珠美 700
(2位タイ)
740 1440
(2位タイ)
一色順子 570
(4位)
0 570
(4位)
リサ=バンベリー 700
(2位タイ)
740 1440
(2位タイ)

 (ポイント・順位の変動について)
 単勝人気上位2頭による決着とあって、穴党の一色順子を除く3名が的中を果たした。中でも、サニングデールに◎を打った駒木ハヤトは単勝、馬単のボーナスも獲得して首位を守ると共にリードを広げた。まだまだ大きな差ではないが、とりあえず今期の主導権を握ったと判断して良さそうだ。

 


 

2003年第110回講義
2月21日(土) 
競馬学特論
「駒木研究室競馬予想No.1決定戦〜04年春シリーズ・暫定第1戦・フェブラリーS」

 年末年始、色々な事でバタバタしている間に早くも今年のG1戦線が開幕してしまいました(苦笑)。
 しかし、JRAのG1レースは関連講義を行うのが当講座の規定事項ですので、今回も例によって駒木研究室メンバーによる予想大会を実施します。とりあえずは“暫定第1戦”という事で、今後の情勢に従って続きをやるかどうか決めたいと思います。余りに駒木が多忙な状態に陥った場合は、桜花賞以降にはもっと簡略な講義になる可能性もあります。どうか予めご承知おき下さい。

暫定第1戦・フェブラリーS(東京1600ダ)
馬  名 騎 手

 下段には駒木ハヤトの短評が入ります。

× サイレントディール ペリエ
ここ2戦の大敗は、力の要る馬場の影響が大きかったはず。距離短縮もプラス材料で、この相手でも武蔵野S快走劇の再現は可能と見るが……。
        ミツアキタービン 東川
昨秋のダービーグランプリでは3着健闘。中央でもオープン級の能力は十分あるが、このメンバーでは相手関係で微妙。
    ×   イーグルカフェ 岡部幸

昨年の3着馬も、その後、長いスランプに突入して出口が見えず。忘れた頃の一撃は怖いが、信頼度は随分と下がった。

ユートピア 四位

3歳時のダート三冠シリーズの疲れが漸く抜けて来たか。未対戦の相手との力関係がカギも、不振時のは醜態は度外視すべき。

    ×   シャドウスケイプ 江田照

新春のダート重賞戦線で一気に台頭。ただし、距離適性や相手関係等で懸念材料は山積。超ハイペース時の恵まれ一発で一考。

        ハタノアドニス 内田博
大敗の後、感冒で出走取消。見た目には調整狂った影響見えぬが、いかんせん明け8歳馬。早急な完全復調は? 
ノボトゥルー 武豊

3年前の王者は未だ健在。全盛期の凄味は薄れたが、ベストに近いこの条件、前が止まれば大逆転まで。

        ブルーコンコルド 松永

府中ダート1400mのレコードホルダー。人気背負って大敗続くも、今度は気楽な立場。陣営にも時計勝負の泥仕合になればの思いはあろう。

      トーシンブリザード 石崎隆

一昨年のこのレース、超ハイレヴェルの中で2着に食い込んだ公営の雄。1年半のブランク響き、未だ復調途上の感も、自力だけなら一、二を争う。

10 アドマイヤドン 安藤勝

現役最強ダート馬、堂々の戦列復帰。展開も味方につけてマトモなら負けられない条件が揃い、マトモではなかった昨年の雪辱は濃厚。唯一の心配材料は、やはり3ヶ月のブランク。

        11 ノボジャック ヒューズ

ローカル重賞の名物ホース。タフで堅実な部分は買えるが、中央G1級に混じれば、さすがに格負けしそうで……。

        12 ブイロッキー 中館

3歳春シーズンは世代有力馬の一角占めたが、近走は軽ハンデでも大敗繰り返すケースが目立つ。ここは静観か。

        13 ヒューマ 藤田

前走でダートでのレースに目処立つ。ただ、前崩れを待ってナンボの傾向があり、他力本願だけでは強く推せない。

× ×   × 14 ストロングブラッド 横山典

昨秋シーズンは強豪相手に五分の勝負を展開。鉄砲は(3.0.0.1)で滅法強く、むしろ強調材料か。武蔵野Sで良い所無く5着に敗れたネガティブイメージはあるが……。

×       15 スターリングローズ 福永
前走の凡走が“?”だが、実績十分、調教の動きも良く、実力を発揮できるなら侮れない。強豪先行馬との我慢比べでどこまで辛抱出来るかがカギ。

 

    × 16 タイムパラドックス 柴田善

前走、不本意な展開で勝ち切ったあたりに進境が窺える。相手関係は決して楽ではないが、ツボにハマれば怖い存在。


●展開予想
(担当:駒木ハヤト)

 逃げ含みの先行馬はユートピア、サイレントディール、ハタノアドニスの3頭。スンナリと折り合いがつかない可能性もある(むしろ高い?)ので、道中の並び順は流動的。ただし、行きたくなった馬1頭がハナを切る形で、競り合いにはならないのではないか。
 ペースは速めの平均〜ハイペース。出走馬の脚質に偏りは無いため、スンナリとやや縦長の隊列が形成されたらそのまま3コーナーまで穏当に推移するだろう。最も実力通りの決着で終わりやすいパターンだ。
 大本命・アドマイヤドンは中断待機でまさに虎視眈々の構え。前の様子を窺いながら、自分で勝負所を選択してスパートをかけるはず。長く良い脚を使えるタイプだけに自在性もある。この馬を仕留めるには直線入口までで勝負を決めてしまうか、後からアッと言わせる出し抜け。そういう意味では“それっぽい”馬が揃ったようにも思えるが、さて──?

●駒木ハヤトの「負け犬エレジー」●
《本命:アドマイヤドン》
 

 先に謝っておきます。つまんない予想で申し訳無い!
 ……いや、でもねぇ。いくら考えても考えても、アドマイヤドンの弱点が見えて来ないんですよ。負ける可能性とすれば、休養明けが原因の凡走か、原因不明の凡走か、アクシデントによる凡走。さすがにそれを根拠に本命から外すってのはどうにも……(汗)。
 というわけで、とりあえずアドマイヤドンから。当てに行くとこうなってしまいます。「買いたい馬券」というんなら、馬単で1を軸にした1着流しで10、4、7、15。でもね、こんなの3000人にお薦め出来ないでしょ?(苦笑)

駒木ハヤトの購入馬券
種別 フォーカス 購入金額 前売り
オッズ
単勝 10 100円 1.3
馬連 1-10 100円 5.9
  4-10 100円 5.6
  1-4 100円 19.4
  7-10 100円 11.7
  10-15 100円 21.6
  10-14 100円 12.6
馬単 10→1 100円 7.4
  10→4 100円 6.6
三連複 1-4-10 100円 9.5


●栗藤珠美の「レディース・パーセプション」●
《本命:アドマイヤドン》

 単勝1.3倍だろうと、駒木博士と本命が被ってしまおうと(笑)、アドマイヤドンを本命にしたいと思います。去年のフェブラリーSでは大敗してますけど、これはスタート直後に大きな不利がありましたからね。もし1頭、この馬を負かす存在があったとしても、連軸は不動という見解です。
 2番手評価は、8歳馬ですけどノボトゥルーの追い込みに賭けてみたいと思います。ここで好成績を挙げて、ドバイへ行ってもらいたいですね。
 あとは……ちょっと思い切った狙いがなかなか出来ませんけど、コッソリとトーシンブリザードのプチ復活を狙ったりしています(笑)。

栗藤珠美の購入馬券
種別 フォーカス 購入金額 前売り
オッズ
単勝 10 100円 1.3
馬連 7-10 100円 11.7
  4-10 100円 5.6
  4-7 100円 52.5
  9-10 100円 55.3
  1-10 100円 5.9
  10-14 100円 12.6
馬単 10→7 100円 13.3
  10→4 100円 6.6
三連複 4-7-10 100円 18.4


●一色順子の「ド高め狙います!」●
《本命:サイレントディール》

 どもー、秋のチャンピオン・一色順子です♪
 今年も穴狙いで攻めて行きますので、応援してて下さいね。
 というわけで、今年一発目の狙い馬はサイレントディール。ペリエ騎手に武蔵野Sの再現を狙ってもらいましょうってところです! 1600mならスタミナ切れってこともないでしょうし、頑張ってくれるんじゃないかと思います。
 ……って、博士の「買いたい馬券」もサイレントディールが軸!? な、なんて余計なことを……_| ̄|○

一色順子の購入馬券
種別 フォーカス 購入金額 前売り
オッズ
単勝 100円 7.7
馬連 1-4 100円 19.4
  1-7 100円 46.4
  4-7 100円 52.5
  1-10 100円 5.9
  1-3 100円 85.8
  1-5 100円 69.2
馬単 1→4 100円 44.8
  1→7 100円 133
三連複 1-4-7 100円 75.6

 
●リサ=バンベリーの「ビギナーズ・ミラクル!」●
《本命:アドマイヤドン》

 皆さん、お久しぶりです! 最近、あまり出て来る機会が無くて残念ですけど、元気に女子高生してますんで、安心してて下さいね!
 さて、久し振りの競馬予想なんですけど、う〜ん……ダートのレースは苦手です。だって、ローカル競馬のレースまでなかなか観られないですしー……。
 なので、今回は成績表を見たり、珠美サンや順子サンのアドバイスを参考に決めました。これで当たったらゴメンナサイですね(笑)。

リサ=バンベリーの購入馬券
種別 フォーカス 購入金額 前売り
オッズ
単勝 10 100円 1.3
馬連 4-10 100円 5.6
  7-10 100円 11.7
  4-7 100円 52.5
  1-10 100円 5.9
  10-14 100円 12.6
  10-16 100円 11.7
馬単 10→4 100円 6.6
  10→7 100円 13.3
三連複 4-7-10 100円 18.4

 なんか、よってたかって駒木の予想が目の敵にされてる感が有りますが、まぁどうせ負け犬ですから仕方ありませんね(苦笑)。
 しかし、一番マズいのは、馬連4-7で決着して駒木以外全員50倍台的中というパターンなんですね。何だか嫌な予感が……。


フェブラリーS 成績

1着 10 アドマイヤドン
× 2着 サイレントディール
×       3着 15 スターリングローズ
        4着 ミツアキタービン
        5着 ブルーコンコルド

単勝10 130円/馬連1-10 570円/馬単10-1 710円/三連複1-10-15 4920円

 ※駒木ハヤトの“勝利の雄叫び”(単勝・馬連・馬単的中)
 ……とりあえずは喜んでおきます(苦笑)。「買いたい馬券」の方で見事にウラを食ってしまっただけに、中くらいの喜びではあるんですが……。あれでもうちょっと不利が小さかったら、1着は入れ替わってましたよね。
 それにしてもアドマイヤドン、当たり前のように勝っちゃうもんなぁ。その割には不可解な負けも結構あったりするから、この馬には困らせられるんだ。
 しかし、展開予想は随分と外れてスローペースの馬群団子状態。着差もシンガリまで2秒1・13馬身チョイだから、3着以下は相当な紛れがあったような気がするね。ドバイを控えてた有力馬にとっては辛い結果になってしまった感じ。
   

 ※栗藤珠美の“喜びの声”(単勝・馬連的中)
 ギリギリのところで、馬連まで的中出来ました。でも、これだけ一本被りの1番人気だと、どれだけ頑張っても実りは少ないですね(苦笑)。本当なら、こういうレースは1番人気から馬券を買っちゃいけないのかも知れませんね。

 ※一色順子の“的中、失礼しましたー!”(馬連のみ的中)
 やっぱり、最後の直線でサイレントディールが不利を受けたのは、博士が馬券買っちゃったからだと思います(笑)。そうでなきゃ、あの博士の予想が馬単まで的中するはず無いじゃないですか!
 わたしにしてみれば、10倍以下のオッズで的中したなら儲けモノというか、当たってゴメンナサイなんですけどねー。でもとりあえず頂いておきます(笑)。

 ※リサ=バンベリーの“ハッピー・ハッピー・グッドラック”(単勝・馬連的中)
 当たってしまいました(苦笑)。去年の秋から冬はあれほど苦労しても当たらなかったのにどうして……。
 ホント、競馬って奥が深いですねー。それだけでも、なんだかとても意義のある留学になってると思います(笑)。この学校に入って良かったです♪

暫定第1戦終了時点での成績

  前回までの獲得ポイント 今回獲得したポイント 今回までの獲得ポイント
(暫定順位)
駒木ハヤト 1410 1410
(1位)
栗藤珠美 700 700
(2位タイ)
一色順子 570 570
(4位)
リサ=バンベリー 700 700
(2位タイ)

 (ポイント・順位の変動について)
 
大本命・アドマイヤドンが勝利し、馬連も2番人気の決着とあって、全員が何らかの形でフォーカスを的中させてポイントを獲得した。
 暫定トップに立ったのは、◎○的中で馬単のボーナスポイントも獲得した駒木ハヤト。この点数ではとてもセーフティリードとは言えぬが、形だけでも好スタートを切った格好になったか。

 


 

2003年度第108回講義
2月15日(日) 競馬法学
「検証・競馬法改正案」

珠美:「こういう形ではお久し振りになりますね、栗藤珠美です。
 今日は、今国会で提出・成立が予定されている競馬法改正案について、駒木博士に検証して頂きます。私が進行役を務めさせていただきますので、最後までよろしくお願いしますね♪」

駒木:「どうも、駒木です。バレンタインの週末に色気の無い競馬学講義。まさにウチの講座らしいと(笑)」
珠美:「(苦笑)。ま、私もチョコレートを渡す相手がいないという、女性の立場としてもかなり寂しいバレンタインだったんですけれども……」
駒木:「まぁ、競馬ファンは黙ってバレンタインSの馬券を買っておけという事で(笑)。
 ……さて、さっき珠美ちゃんに紹介してもらった通り、今日の講義は今国会で審議されて成立する予定の競馬法改正案について、その内容を色々検証していこう…というもの。施行は来年の1月予定なんで、まだ先の話なんだけれどもね。でも今回のはかなり抜本的な改正案になってるから、マスコミに報道されたばかりで関心が高い内に採り上げておこうかな…と、そういうわけ」
珠美:「私も改正案の概要をニュースで見て驚いたんですが、今回はかなり大幅な改正になりましたものね」
駒木:「特に馬券関係の規制緩和がメインになっているあたりが、これまでとは違うところだね。不況が長引いて日本の競馬業界がシャレにならないほど地盤沈下していっているし、農林水産省も『ギャンブルの規制を緩めるとは何事ぞ』という批判を覚悟してでも色々やらなくちゃならなくなったって事だろう。最近になって自民党・民主党の複数の大物議員が強い働きかけをしていたようだし、まぁ“期せずして機が熟した”ってところかな」
珠美:「……というわけで、これから今回の競馬法改正案について、中でもファンの立場で競馬に関わる私たちにとって重要なものをピックアップし、トピック別で博士に解説して頂きます。
 ──ではまず、これは現役大学生の皆さんには朗報になりますね。20歳以上の学生・生徒への馬券購入解禁についての改正案から解説して頂きましょう」

駒木:「うん、憲法違反の疑いが極めて濃い、天下の悪法・競馬法第28条がついに改正されるね。
 その競馬法第28条というのは、
 『学生生徒又は未成年者は、勝馬投票券を購入し、又は譲り受けてはならない』
 ……という御馴染みのヤツなんだけど、これは明治時代の馬券黙許時代に出来た規則がそのまんま21世紀の現代まで残っちゃったモノで、時代錯誤甚だしい無茶苦茶な法律だった。
 何しろ、日本の最高法規である日本国憲法第14条第一項に、
 『すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。』
 ……とあるわけでね。酒、タバコ、風俗店の立ち入りと同様、“オトナの愉しみ”であるギャンブルに年齢制限を設けるのは仕方が無いにしてもね、学生や生徒という社会的身分によって、馬券の購入をしていいかどうかという経済的、社会的関係において差別を受けるというのは、明らかに憲法違反だよ。明治憲法時代に出来た規則をそのまんま戦後に持ち込んでしまったために起こった“違憲状態”だね。これが今回、『学生生徒』の部分が削除されて、ようやく解消される。実際問題、これまで学生や生徒も馬券を平気で買ってたけれども(笑)、これで名実揃って解禁という意味で大いにめでたい」
珠美:「すいません、私も10代から馬券を買ってました(苦笑)。何しろ、競馬学のメッカ・仁川経済大学ですから……」
駒木:「僕なんか16歳から買ってたけどね。まず親を競馬好きにして、それから公認を取り付けて(笑)。まぁ、100円玉で遊んでいるならゲームセンターよりも健全だし、ここは大目に見てもらおう(笑)。
 ──あ、あと、ほとんどの人は気付いていないと思うけど、年齢制限を『未成年』という用語でやっちゃうのも、実は結構ヤバめなんだ」
珠美:「……と、いいますと?」
駒木:「これは公立高校で講師やってた頃、暇な時に六法全書を読んでて気が付いたんだけどね。
 まず、成年・未成年については、民法で規定されているのは常識の範囲だと思う。第3条の、
 『満20年ヲ以テ成年トス』
 ……という条文が有名だからね。
 ところが、民法ってのは全部で1044条まである、とんでもなくボリュームのある法律でね。そのかなり後の方、第753条に、
 『未成年者が婚姻をしたときは、これによつて成年に達したものとみなす。』
 ……ってのがある。これは20歳未満の若者が結婚した時、普通の未成年者みたいに保護者とかの監督や後見を受けなくても良いって意味で作られた法律なんだろうけど、これを競馬法の解釈に使うと一気に話がややこしくなる(笑)
珠美:「……つまり、16歳の高校へ行っていない女の子は、結婚した日から馬券を買っても大丈夫って事になっちゃうんですか?」
駒木:「婚姻が成立した瞬間にね。まぁ、これを競馬法に適用するのはかなり離れ業のような気がするけれども、万が一にでも裁判になったら解釈で揉めるぞー(笑)」(追記:民法753条の規定は、あくまで民法の範囲内だけで限定された“擬制”であり、やはり競馬法に適用するのは非現実的とのご指摘を受けました。ですから、10代既婚者で社会人の方はお気をつけて)
珠美:「……ということは、競馬法第28条は、『学生生徒』の部分を削除するだけじゃなくて、『未成年』を『満20歳以上』に変えないといけないことになりますね」
駒木:「完璧を求めるならね。まぁ、ここは法律案を実際に執筆する役人の腕前拝見と言う事で。
 ──しかし欲を言うなら、新競馬法の年齢制限は、サッカーくじ並の19歳解禁にしてもらいたかった。まぁ、競馬は賭け金上限無制限のギャンブルだからって事もあるんだろうけど、多分そこまで考えてない気もするしなぁ(笑)」
珠美:「かも知れませんね(苦笑)。
 ……さて、次のトピックへ参りましょう。今度は、中央と地方の馬券相互発売に関する法律改正案ですね。
 これまでも中央と地方の馬券相互発売は行われていましたが、相互発売にあたっては主催者側が職員を派遣して直接販売しなければならず、その関係上、相互発売は一部の窓口に限られていました。しかし、この法律案が成立しますと、それらの規制が大幅に緩和されるようになりますね。また、馬券販売や警備などの業務を民間に委託する事が可能になる改正案も出される予定です」

駒木:「どれくらい規制が緩和されるのかが判らないんで話が見え難いんだけどね。でも上手くいけば、アメリカのラスベガスみたいに国内全競馬場の馬券が買える場所なんてのも作られるかも知れない」
珠美:「全競馬場! ……ということは、阪神競馬場で北海道のばんえい競馬の馬券が買えたりするかも知れないわけですね」
駒木:「ばんえいの馬券は大井競馬場でも売ってるし、不可能じゃないだろうね。まぁ、全競馬場の馬券販売までは望めないにしても、地方競馬場の近隣にあるJRAの競馬場やウインズでは、当たり前のように馬券が売られるようになるだろう。例えば、今はウインズ神戸でしか相互発売されていない園田・姫路